転倒は筋力の低下だけが原因ではない!?

昨日の情報番組でも特集されていたのをご覧になりましたか?

”メカノレセプター”

メカノレセプターとは:感覚受容器、つまりバランスをつかさどるセンサーのことです。体のいろいろな部分(特に関節)にあり、その中でも足の裏(踵、足の指の付け根、足の親指)には多くの受容器が存在しています。

このメカノレセプター(センサー)が衰えると10cmの障害物を超える時に5cmしか足を上げていなくてもセンサーが10cm上がったと誤情報を脳に送るためつまずいてしまう。

転倒は筋力の低下というだけの問題ではないということです。

【メカノレセプターの特徴】

メカノレセプターには「使わなければすぐに機能低下を起こす」という特徴があります。

例えば、足首を骨折して長い間足ギプスを巻いていた人は、ギプスが外れてすぐの頃は歩くときにバランスを崩しやすいということがよくあります。

これはギプスで足が固定されている間、メカノレセプター(センサー)を使う機会がなくなり、そのためにセンサー機能が低下してしまうことが原因です。

【予防法】

予防①冷え対策⇒足裏が冷えるとセンサーが鈍り脳に情報が伝わらない。冷え性の方は転倒の危険が1.6倍となる!

予防②トレーニング⇒体の末端に神経を集中させて動かすことで、例えば素足でビー玉などを掴んで移動させる訓練などを行うと良い。

予防③ウォーキング⇒歩くことで足裏を刺激し、メカノレセプター(センサー)を活性化しましょう!

足の状態にあった靴と中敷き+雨にも強い靴で、転倒しない毎日の健康習慣を作っていきましょう!